フッ素の撥水・撥油性を活かした自動車外装・内装の長期間にわたる防汚性維持

フッ素の撥水・撥油性を活かした
自動車外装・内装の長期間にわたる防汚性維持

高耐候性防汚コーティング剤
オプツール UD120

屋外環境下で防汚性（撥水・撥油）、滑り性を長時間維持します。

発現機構　オプツール塗膜のイメージ図

フッ素系ポリマーが基板上の水酸基（OH基）と反応し、撥水/撥油膜を形成
基材例）ガラス、金属、金属酸化物、セラミック等

基本物性

試験項目		高耐候性オプツール (UD120)	従来のフッ素処理剤*¹
接触角[°]	水	116	109
接触角[°]	n-ヘキサデカン	72	70
転落角[°]	水	8	28
転落角[°]	n-ヘキサデカン	6	25
スチールウール摩耗耐久性*²[cycle]		12,000	10
消しゴム摩耗耐久性*³[cycle]		6,000	100
動摩擦係数*⁴		0.07	0.10
ヘイズ		0.24	0.24
QUV耐久性*⁵[時間]		600	150
屋外実暴露試験*⁶[ヶ月]		6	2

UV耐久性を向上

*1 パーフルオロアルキル系処理剤 *2 スチールウール（#0000）を用い、1kgf/㎠で摩耗し水の接触角100°以上を示す回数 *3 消しゴム（φ6mm）を用い、1kgf/㎠で摩耗し水の接触角100°以上を示す回数 *4 摩擦子にOA紙を用い、試験速度200mm/min、荷重200gで測定 *5 UV光源にUV-B313を用い、0.63W/㎡で照射し水の接触角100°以上を示す時間 *6 JISK2381水の接触角100°以上を示す時間

耐候性試験

促進耐候性試験データ（QUV試験）

促進耐候性試験データ（JIS K5600 7-7）

用途

リアカメラ

サイドカメラ

ウィンドウガラス

ハードコート剤用防汚性添加剤
オプツール DAC-200

UV硬化型ハードコートに少量添加することで、防汚機能が付与できる添加剤タイプのフッ素ポリマー
種々有機溶剤に対し良好な溶解性を示す

コーティング表面の基本物性^*1

基材はPETフィルム（膜厚：100µm、ヘイズ：0.6）

AF添加剤	なし	なし	DAC-200		当社従来品
ハードコート剤	Type A	Type B	Type A	Type B	Type A	Type B
対水接触角(2µl)[°]	63	66	117	114	115	116
対油接触角*²(2µl)[°]	10	14	65	64	64	65
動摩擦係数*³	-	-	0.07	0.07	0.07	0.07
ヘイズ*⁴	0.3	0.6	1.0	0.8	10.9	0.9
光線透過率*⁴[%]	91	88	92	92	92	92
鉛筆硬度*⁵[H]	2	3	3	3	3	3
耐 SW 摩耗性(キズ)*⁶[cycle]	-	-	360	200	190	140
耐 SW 摩耗性(水接触角)*⁷[cycle]	-	-	10,000	8,000	2,000	2,000
耐消しゴム摩耗性(水接触角)*⁸[cycle]	-	-	10,000	11,000	7,000	6,000
耐ケミカル(水接触角)*⁹[cycle]	-	-	5,000	3,000	3,000	<3,000

*1）基材はPET フィルム、添加量：0.5wt%（固形分比）、膜厚 4~5 μm *2）n-ヘキサデカン *3) 摩擦子: OA 紙(20×20mm)、荷重: 1.69N(200gf)、テストスピード: 200 mm/min *4) 日本電色工業「Haze Meter NDH 7000SP」 *5) ASTM D3363 *6) SW:#0000 荷重:1.5kgf 面積:1㎠ストローク:40mm スピード:40rpm *7) 水接触角95°を下回るまでの回数 SW:#0000 荷重:1kgf 面積:1㎠ストローク:40mm スピード:40rpm *8) 水接触角95°を下回るまでの回数 Rubber 「MINOAN」荷重:1kgf 面積:0.6㎠ストローク:40mm スピード:50rpm *9）水接触角95°を下回るまでの回数 Rubber 「HWARANG」荷重:1kgf 面積:0.6㎠ストローク:40mm スピード:50rpm

コーティング方法

バーコート、ディッピング、スプレー、スピンコート、ロールコートなど

用途

コンソールボックス、インパネ

ピアノブラック

高耐候性防汚コーティング剤オプツール UD120

発現機構 オプツール塗膜のイメージ図