DAIKIN MOBILITY PROJECT

私たちダイキンは、化学メーカーとして、材料の性能にとどまらず、
部品・モジュールとしての機能向上に貢献する材料をご提案します。
自動車業界のエンジニアの皆さまと共通課題をもって、
材料からイノベーションを創出するパートナーとして共に走り続けます。

私たちは、エンジニアの皆さまと共通課題を持つために、新たな取り組みを進めています。
具体的には、ティアダウンによる構造の理解と材料分析、
先進技術の開発に向けた大学やスタートアップ企業との共同研究、
そしてグローバルにおけるマーケティングや技術開発のために海外拠点との連携強化を進めています。

ダイキンが取り組む４つの注力分野

次世代自動車の代表である電気自動車に求められる技術は、
大容量・高出力・急速充電を満たすバッテリー、高効率で小型化・軽量化を進化させたeAxle、
IoT技術を活用した車載通信技術、車体や部品のさらなる軽量化などがあげられます。
その中で、ダイキンのフッ素を中心とした材料は、既に様々な電動化技術に採用されており、
今後もその重要性が高まることが期待されます。
本サイトでは、幅広く展開するダイキンの技術の中から、４つの注力分野をご紹介します。

高機能材料でeAxleの進化に貢献

ダイキンが提供する、フッ素を中心とする材料は、
優れた耐熱性や滑り性、さらには電気特性を活かし、
eAxleに求められている高効率化や小型化に大きな役割を果たします。

- 技術展開例 -: ラジアルシャフトシール／絶縁ベアリング／アースリング
マグネットワイヤー／バスバー／モータ絶縁紙　他

モーターの電食対策

モーターの
高回転化対応

マグネットワイヤーの
占積率向上

バスバーの
絶縁・高耐熱化

モータ絶縁紙の
薄膜化

モーター高回転化対応
フッ素ゴムのラジアルシャフトシール
モーターの電食対策
フッ素樹脂塗料による表面被覆 / 導電性フッ素材料による摩擦低減

coming soon

coming soon
マグネットワイヤーの占積率向上
フッ素樹脂による被覆

coming soon

coming soon
バスバーの絶縁・高耐熱化
フッ素樹脂塗料による表面被覆

coming soon

coming soon
モーターの絶縁紙の薄膜化
PEEK・フッ素樹脂の複合材料

	課題	対応	要求特性	ソリューション
モーター	モーターコイルの巻線抵抗と流れる電流から発生する熱損失	マグネットワイヤーの銅占積率の向上	低誘電	マグネットワイヤー被覆材(フッ素樹脂)
	軸受の電食	絶縁部品の使用	絶縁性低摩擦性	絶縁ベアリング (フッ素樹脂塗料)
	軸受の電食	導電部品の使用	導電性耐摩耗性	アースリング (PTFEコンパウンド)
インバーター	温度上昇により現行絶縁材料がもたない	50℃以上に耐える絶縁コーティング	耐熱性	バスバー (フッ素樹脂塗料)

	課題	対応	要求特性	ソリューション
モーター	コイル体積増加による大型化	絶縁紙の薄膜化	絶縁性滑り性剛性	モーター絶縁紙 (PEEK/F材料)
	回転軸とシール摺動面の発熱増大、低粘度オイルの添加剤による影響	180℃以上に耐え、低粘度オイルに耐性のあるシール材	耐熱性耐薬品性	・ラジアルシャフトシール・ベアリングシール (フッ素ゴム)