ダイキンフッ素塾フッ素化学製品の製造方法や特性・用途について
分かりやすく説明します。
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フッ素原子は…
あらゆる元素と結合しやすく、 特に炭素原子Cと最も強固な結合(C-F結合)を作ります。
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炭素とフッ素の結合エネルギーは一般的な材料の骨格である炭素と水素の結合エネルギーよりも大きくて 安定なため、外から加えられる熱や紫外線のようなあらゆるエネルギーに対して耐性が向上します。
フッ素化合物炭素水素
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フッ素化合物はC-F結合が安定しているため、分子と分子が引き合う力(分子間凝集エネルギー)が弱い
=表面張力が低い
水や油は分子間凝集エネルギーが大きく、分子同士が引き合う
=表面張力が高い
表面張力の異なるフッ素化合物と水が接触すると、
表面張力の高い水は分子同士が引き合って球となり、フッ素加工面から弾かれます。フッ素は、水だけでなく油もはじきます。
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フッ素樹脂を電子レンジで温めてもほとんど温度が上がりません。
これはフッ素樹脂の分子構造が-C2F4-...と対称であり、C-F間の距離が短いために電気的にも安定しており、高周波の影響を受けにくいためです。
あらゆる樹脂の中で最も低誘電率、低損失であるこの特徴は、携帯電話の内部や基地局用電線の絶縁材料にも応用されています。