- HEAT RESISTANCE / OIL RESISTANCE
- 耐熱性 / 耐油性
フルオロエラストマー(FKM) は耐熱性と耐油性のバランスに最も優れたエラストマーで、230°Cというゴム材料には過酷な温度でも使用が可能。フッ素原子により結合エネルギーは高く、分子間凝集エネルギーは低くなり耐熱性と耐油性が向上。
MATERIAL
DAI-EL(ダイエル)の原料は蛍石(Fluorite)という天然鉱物です。蛍石はフッ化カルシウム(CaF2)が主成分であり、各種フッ素製品の出発原料で、治金工業においては鉱石の融剤として重用されております。フッ素(Fluorine)は、“fluere:ラテン語「流れる」”が語源となっており、鉱石を流動化することにちなんで命名されております。DAI-ELは天然ゴム(植物が体内で合成)やジエン系ゴム(石油を原料とする)とは合成経路(作り方)が異なり、高度な性質を有するフルオロエラストマーです。
触れて気持ち良いと感じる触感が最大の特長です。鏡面、梨地、など金型のデザインを変えることで様々な感触に変わり他素材と比較してもDAI-ELは、よりしなやかな肌触りを実現します。また高級感を感じる程よい重量感を有しているエラストマーです。
フッ素化合物のパフォーマンスにより耐久性が非常に高く物性が変わりにくい為、長期使用でも見た目や質感に変化が生じ難い素材です。また、ゴム・エラストマー素材で懸念される加水分解による突然の切れ・変色・べたつき等が起こりにくく、 触感の良さが持続し快適に使用し続けることが可能です。
当社独自の調色技術により、多彩なカラーバリエーションを表現。クリーンレベルの高い環境で生産している為、とてもクリアで鮮やかな色からシックな色まで様々な色彩表現が可能となります。また、オーダーメイドでお客様のオリジナルカラーの対応も可能です。
フルオロエラストマーは単一の機能でなく、複数の機能を複合的に合わせもちます。炭化水素に比べて炭素原子とフッ素原子が結合(C-F結合)しているため、結合エネルギーが高く様々なパフォーマンスに優れております。
自動車・ファッション・インテリア・キッチン・ヘルスケアなど多種多様な用途で使用することが可能です。DAI-ELはCMF(カラー・マテリアル・仕上げ)を追求し、他の素材では感じることのできない触感をプロダクトに付加できます。
and more
DAI-ELの性能は様々な研究・実験に裏付けられ、半世紀にわたり世界中の自動車の過酷な部品に使用されております。性能のテスト結果ではそのどれもが高い数値を記録しており、高付加価値の素材であることを示しています。
フルオロエラストマー(FKM) は耐熱性と耐油性のバランスに最も優れたエラストマーで、230°Cというゴム材料には過酷な温度でも使用が可能。フッ素原子により結合エネルギーは高く、分子間凝集エネルギーは低くなり耐熱性と耐油性が向上。
165℃のスチーム下における引張強さの変化率が市販シリコーンゴムに比べて非常に優れています。
(DAI-EL ベースポリマー G-800・G-900シリーズ)
摩擦係数が他素材と比較して小さいため、ベタつきずらく、なめらかでサラリとした肌触りを長時間維持することができます。
当製品は、工業用途として開発されたもので、医療用途、食品用途に開発されたものではありません。また、フッ素系ゴムで腕時計型のウェアラブル等の人体接触する用途に使用される場合は、その生体適合性をご確認ください。